小さすぎるクマの話

うちの台所は 北を向いていて 街路樹のある通りに面している
街路樹は こぶしの木
葉は落ちてしまい 毛皮を着た冬芽がとても可愛い
こぶしの木は あまり 長生きじゃないらしくて
40年を過ぎた道の中で すでに何本かは 折れたり倒されたりしている
台所から見える木も 相当 年を取ってきている気がする
根元に ウロが出来ている
そもそも こぶしはそんなに太くならないから ウロだって小さい
ウロの中に入れるのは ネズミくらいだろう
ネズミって言っても 色々いるんだろうけど
そうねぇ たとえば キンクマハムスターくらいかな
もちろん キンクマハムスターは 寒いところに居られないから
大きさの例えでしかないのだけれど

台所仕事をしながら コブシのウロを見て なにげなく ぼんやりと考え付いたこと
あそこに 小さなクマが冬籠りをする…
いつも見せていただいている船形山のブログで
木のウロで冬籠りをする 大きな木の写真を見せてもらったからだろうな
こんな住宅地の 車が走る舗装された道の木で
クマは 冬籠りなんかしない
でも クマの事を考えた

小さすぎるクマは 生まれた時から本当に小さくて
お母さんのおっぱいに食らいつけないくらい小さい口しかなかったのだけれど
冬籠りの巣の中で 他の兄弟が飲んだ後に
お母さんのおっぱいの周りについた甘く濃いおっぱいをなめるだけで
小さすぎるクマには十分すぎるほどだったから
小さすぎるクマは 兄弟にもお母さんにも特に邪険にされることも
大事にされ過ぎることもなかったのだけど
兄弟がお母さんの所を離れるまで 一緒にお母さんの所で暮らせた…

うん…そんなことはありえない
わかってるけど 絵本の世界で思考してる私の発想だからね
細かい事は気にしちゃいけない
細かい事を気にしたら
いろんな絵本は すべて成り立たなくなってしまうものだからね

小さすぎるクマには 山の暮らしは難しかったけれど
里山の人が減ってしまった集落の コブシのウロは 丁度よかった
クマって 獰猛だと思われてるかもしれないけれど
そんなに肉食じゃーない
小さすぎるクマには 小さいなりに 食べ物が調達できて 困らない
タヌキよりも小さいから 苦労はそれなりにあるけれど
たまに人に会うこともあるけれど 人は オヤ?と思うけど
クマだと思うことは無いらしく…それに滅多に人前に出ないようにしているしね
捕まえようなんて思われないで暮らしている

お皿を洗ったり片づけたりする間に そんなことを考えていた
小さすぎるクマの話

[PR]
by lilywhitesquirrel | 2016-11-25 16:54 | 過去ログ(非公開) | Comments(0)

少しずつ 再開と思いましたが 無理があり あまり更新できません。


by りすこ
プロフィールを見る