席を譲るのは…

昨日 私に フリーな時間が有ったのは 父が一人で日帰り旅に出たからです。
父は 乗り鉄です。昔ながらの電話帳のような時刻表を見るのが趣味です。
駅の階段や 乗り換えの移動距離は 父には 本来無理なので
もう 諦めていたかなーと思ったのですが
近場の路線で 乗りたい場所があったらしく 出掛けて行きました。
もちろん 駅までは 往復 送迎です。
考えます。途中で倒れることもあるかもしれない…。
ローカル線のあの長い階段を 上まで登ることはできただろうか?
10分ほどの乗り換え時間内に 次の列車に乗ることはできるだろうか?
家にいても 眼鏡を取りに2階へ上るのを 辛がったりする父です。
図書館へ行くのに 本を持って歩くのは 私です。
軽い脳梗塞の影響か バランスを崩す事が有るからです。
でも 周囲の人には迷惑な話かもしれませんが 行きたいところに「どうぞ!」と送り出します。次の季節の良い時には もう どこにも行かれないかもしれないからです。
車で行きたいという場所は 出来る限り断らず すべて お供しますが…
鉄道は「男のロマン」でもあるので お供が付かず 一人で行きたいそうです。
予定を立てるのが 趣味みたいなので 九州まで行く日程が決まっていますが
これはさすがに 諦めているようです。

仙山線に乗ったとき 日曜ですから ほぼ座席は埋まっていたそうです。
父は ジーンズに 所さんが着るようなフライトジャンパーを着て
寒がりなので その上に ノースフェイスのブルーのジャンパーを羽織っていきました。
靴もちょっとしゃれた ベージュのタウン用のスポーツメーカーのスニーカーです
いつもは姿勢もよい人だし 帽子もかぶっていたし
私が「杖を持った方がいい」と 周囲への配慮を期待して進言するのですが
何しろ 身軽で居たいらしく 杖を持つというのは邪魔なようです。
なので 87歳で 人工透析の障害者1級で 心臓弁の置換手術もして 癌の手術を3回して 脳梗塞もした父は 誰からも席を譲られることなく
2駅先まで 立っていったんだそうです。
誰もが87歳だと思わない見た目ですが だいぶきつかったはずです。
私が一緒なら「申し訳ないですが 障害者なので席を譲っていただけませんか?」と
出来るだけ元気そうな人を見つけて 声を掛けさせてもらいますが…
指定の有るものは 指定席をとっていますが…
見えないんだから仕方がありません。
「俺より若い白髪頭の奴は 席を譲られていたぞ」と ちょっとうれしそうでもあります。
これで なんとか 鉄道の旅は終わりにしてくれたらよいのですが…。

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by lilywhitesquirrel | 2018-11-05 11:48 | 日々思うことなど

少しずつ 再開と思いましたが 無理があり あまり更新できません。


by りすこ
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